「変わりたい」という焦り

とにかく何をやっても続かない私。

三日坊主で放置したブログの数はおそらく20個を超えると思う。

 

今年で30歳になる。

彼氏はいない、なのでもちろん結婚する予定もない。

仕事で評価されているわけでもない。

正直仕事は楽しくないし、給料も高くない。

なんとなく毎日、お金のために嫌な仕事をしながら生きている。

 

最近妙に自分の中で焦りがある。

「今のままじゃいけない、このままの自分でいたくない」という焦り。

でも、「この目標に向かって頑張りたい!」という目標があるわけでもなく、具体的に何をどう頑張ればいいのか、自分でもよくわからない。

 

こんな自分が特別だとは思わない。

誰にでもある悩みだと思う。

生きていれば必ず一度はぶち当たる悩み。

自分は何がしたいのか、この私は何者なのか。

落語家の柳家小三治も同じようなこと言ってたな~と思いだす。

「誰も近所のおじさんのことで真剣に悩んだりしない。みんな自分のことで悩む。自分という人間は何なのか、何者なのか」…かなりうろ覚えだけど。

 

誰が読むかもわからない、誰も読まないかもしれないブログなので、自分の思うことをつらつらと書く。

私は2007年~2015年くらいまで神経症だった。

対人恐怖、嫉妬恐怖、雑談恐怖、雑念恐怖が主な症状だったと思う。

心療内科に行ったり宗教に手を出したり色々やったわけだけど、結局最後は森田療法で良くなった。

まぁ、森田療法で言うところの「神経質性格」は相変わらず持ち続けているのだが。

 

症状に悩んでいた時、自分なりに色々な本を読んだが、そこで「十牛図」に出会えたのは幸福だった。

十牛図

http://www.tees.ne.jp/~houjuzan/jugyuzu.html

 

はじめから失っていないものを、どうして探し求める必要があるのだろうか。

せっかく持っているものに背を向けているから、大切なものを見失ってしまう。

自分にないものを探せば探すほど、自分が本来果たすべき役割からは遠ざかり、人生の分かれ道にぶつかっては迷いこんでいく。

 

今の自分、このままの自分ですべて足りているのだ。

「自分の外」に何かを探し求める必要はない。

すべて「自分の中」にある。

この「自分の中」にあるものに目を向ける。

 

私の中にあるものは何だろう?

怠け者で、不勉強な私だけど、森田療法に出会って救われたという感謝がある。

森田療法を広めたい、もっと学びたいという気持ちもある。

自分が話すのは下手だけど、人の話を上手に聞けるようになって、悩める人の助けになりたいと思う。

だから去年カウンセラーを目指した。

でも、カウンセラーの資格は取得するのにお金がかかるわりに、就職はすごく難しい。

資格はとったものの、カウンセラーとして正社員で働くのはとても無理だと思い、あきらめた。

東京で一人暮らしをしているので、給料が低くちゃやっていけないという思いもあった。

 

今、30を目前にして、やっぱり今の仕事は続けたくないと思う。

難しい、向いていない、やりがいが感じられない。

でも他にやりたい仕事はない。

あるとすれば去年あきらめたカウンセラーだけ。

 

頭の中はいつもぐるぐるしてる。

少しでも悪い条件があったり、難しいと感じると、すぐにあきらめる自分。

そんな自分は嫌だと思うけど、できるなら失敗したくないと思うのは当然なこと。

 

もうすぐ30。

「どうしよう、どうしよう」とぐるぐるしながら、また三日坊主で終わるかもしれないけど、ブログを始めてみた。